ただ、仕事に明け暮れる日々 side 隼人

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「滝川、デザイン採用されまくってるから大変だろう。内装のデザインは委託していいぞ。 君には、建築デザインを多く描いて欲しい」 月〜土曜日、毎日始電で出社し、終電で退社する生活。 採用されたデザイン関係の設計業務を遂行するのと平行して、社内コンペに向けて建築デザインを描く俺。 多忙過ぎる俺を見兼ねて、建築設計部部長が、俺に羽山インテリアデザイン事務所に内装を任せるよう指示した。 1人でやった方が早いが、麻衣と仕事ができるかもしれないと思い、胸が高まった。 麻衣は、俺を、コンパで女性と一夜限りの関係を持っている最低男だと思っている。 麻衣と仕事をする中で、事実無根だとわかって貰って、また、元の関係に、戻りたいと思った。 部長に『羽山インテリアデザイン事務所の柳瀬麻衣さんを指名してもよろしいですか?』とお願いしたら、聞き入れて貰えた。 麻衣と、仕事ができる。 嬉しく思った。
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