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夫婦になろう side 隼人
麻衣にプロポーズしてからの俺の行動は早かった。
麻衣の会社の側に大島建設が分譲マンションを建てる計画をしていていて、コネで、中層階角部屋を購入した。
1階に食品スーパーがある億ション。
なんとか社員割引でキャッシュで購入する事ができた。
火曜日に復縁してまもないのに日曜日に突然だけど、麻衣のご両親に結婚の承諾を貰いに伺った。
学生時代に6年間付き合っていたのもあり、即答で承諾を得て、マンションの入居開始の11月に結婚式を挙げ、籍を入れる運びになった。
麻衣は、俺が麻衣の両親に話す内容を呆然と聞いていた。
俺は、2度と麻衣を離す気はない。
いきなり過ぎるかもしれない。
でも、麻衣を野放しにはして居られなかった。
仕事面でも、俺の手がける建築物の内装は麻衣に委ねてる。
俺的には、麻衣に、子育てで家に閉じ込めたい気持ちがある。
でも、麻衣のインテリアプランナーとしての資質は素晴らしいもので、家庭に閉じ込めるのは勿体ないと思った。
子供を持つ時期はおいおい考えて、麻衣を家庭と仕事で囲い込めた俺。
最愛の人と、常に側に居られる幸せを、今、噛み締めてる。
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