雨のち恋日和

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私はあの人がどこに勤めているだとか、どこに住んでいるだとか、そういうことには興味がない。 知っても仕方がないと思うし、知る必要もないと思う。 容姿がとっても好みだからといって、私はあの人が好きなわけではないし──好きなのはあくまであのビジュアルなのだ──私は毎朝の通勤中にあの姿を拝めればそれでいい。 目の保養、つまりは癒しだから。
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