<32>-4

16/21
前へ
/1535ページ
次へ
(あざけ)りを保ったまま、 片手をゆっくり持ち上げた。 秋山はいきなり自分を覆った影に 思考が回らなくなっていた。 ゆっくり、視線を持ち上げて行くと。 そこには、 上半身だけが浮いている怪物の姿があった。 ダークカラーの肌。 単眼。 巨大な瞳孔。 鋭利な長い爪。
/1535ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加