RPG

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甘~い、お味。 大きく口の奥に突っ込まれたのは、虹色のウズマキ模様の、ペロリンキャンディー(これ→🍭)だ。 ガバッと立ち上がった瞬間、オフィスに爆笑が沸き起こった。 「バーカ、何を期待してんだよ。 さっきまで会ってた山城のお爺ちゃんから。『こないだのお嬢ちゃんに』ってよ。良かったでちゅね~、こ・は・しちゃん」 勝ち誇った笑い。 「ひょわ、ひょふはい(よくない)っ~!!」 くそう、くそう、騙された。 ペロリンを口に咥えたまま、真っ赤になって振り回す私の両手をヒョイとかわし、次の瞬間には、彼は出口の方に向かっていた。 「あ、そうそう小橋、火曜日は空けとけよ。 T町の特養ホームの見積り。お前がお年寄りに人気があるの分かったから、連れていくことにした。 それまでに伝票片付けとけよ、じゃあな」 「な… じぇっーったい(絶対)、行きまひぇんっ!!」 やっぱり、 キライだ!!!
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