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莉湖
「では、改めまして。今日の議題、朝の習慣についてです。皆藤さん、お願いします」
蓮叶
「は〜いはい。わかりましたよ〜。じゃあ私、皆藤 蓮叶が発表しま〜す」
そう言うと、蓮叶はその場に立ち上がった。
蓮叶
「私の朝は、7時くらいに起きてから冷たいシャワーを浴びて髪の毛をセットして着替えて学校にGOって感じで〜す。なにか質問のある人はいますかぁ?」
スっと莉湖が手を挙げた。
蓮叶
「はい、りこりこ〜」
莉湖
「質問です。今朝のヘアセットはスムーズにいきましたか?」
蓮叶は首を横に振る。
蓮叶
「それが全っ然。最近、だいたいの制御は出来るようにはなってきたんだけど、まだ細かい温度設定が難しいの」
杏奈
「そうだろうな。さっき蓮叶が叩いた机、手の形に焦げてるもんなぁ」
蓮叶は自分の机をパッと見た。
そこには杏奈の言う通り、手の形がくっきりと残っていた。
蓮叶
「あー!またやっちゃったー!望ちゃん、また新しいのお願い!」
望
「はい、了解しました!」
望は敬礼のポーズをした。
莉湖
「皆藤さん、今年に入って3度目です。もう少し落ち着いた行動を心がけてください」
蓮叶
「は〜い」
蓮叶は少々落ち込んだ。
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