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莉湖
「では、次は山尾さん。お願いします」
静音
「あ・・・はい」
静音はゆっくり立ち上がった。
静音
「・・・私の朝は、起きる時間はバラバラです。起きてからは部屋の植物に水をあげてペット達にエサをあげてから、なんやかんやして学校に行きます」
莉湖
「とても曖昧な発表ですが、まぁいいでしょう」
静音は静かに席に座った。
莉湖
「なにか質問のある方はいらっしゃいますか?」
杏奈
「よー、今日は“あいつら”なんて言ってた?」
静音は何も答えない。
杏奈
「おい、聞いてんのかよ?」
静音
「・・・ん?私に聞いてます?」
杏奈
「おめぇ以外に誰がいんだよ」
杏奈のイライラを、莉湖の声が抑える。
莉湖
「辻さん、落ち着いてください。山尾さんも質問にお答えください」
静音
「・・・『水道水は飽きたから、炭酸くれ』って」
杏奈はそれを聞いてシシシと笑った。
杏奈
「おーおー、静音とは違ってワンパクに育ってるじゃねぇの」
莉湖
「辻さん。からかうような発言は慎んでください」
杏奈
「へーい」
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