サニーの想い

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サニーの想い

くだらない。 ちょっと前、十年、二十年前には、皆夜を怖がっていた。 怖いながらも美しい星を見つめたりしていた。 今の人間には、その感性が消えてきている。 私はそれを取り戻す。 この「光速剣」で。 輝く満月を、満天の星空を、古くからの習慣を、暗い夜を、人に思い出させたい。 人間がすべてではないことを。 機械的な大都会に、私が教えてやる。 昔から人と共存してきた、大自然。 人のわがままで壊す奴らがまったくわかっていないことを、私は知っている。 犯罪までおこしたら自然に失礼だということはわかっている。 自然を守ろうという言葉を甘ったるいとしか考えていない人間だっている。 でも、これは私が決めた道だ。 誰にも文句は言わせない。
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