年上の女

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「飲み会?今日の夜?」 「うん、そう。大学の友達から昨日急に連絡来て誘われたから行く。まあ、飲み会という名目の合コンだと思うけど」 相変わらず淡々とした口調で、三澤は生姜焼き定食を食べながらそう言った。 「へえー、そんなの行って彼氏に嫉妬されないの?」 「それは大丈夫。今日の朝話しておいたから。女と飲むだけの飲み会なら行っていいって。 それに、友達にどうしても来れないかって言われたから。昔俺が足の骨折で入院した時にそいつに毎回ノート届けてもらった恩もあるし」 それ、もう時効だと思うけど…… そう喉まで出掛かったけど、ぐっと飲み込んだ。 「まあ、そういう訳で土屋も参加して。友達にあと一人誘えって言われてるんだ」 「え……俺も?ウィルとか誘えば?あいつ、日本人の彼女欲しいって言ってるじゃん」 「ウィルも誘ってみたけど、今日は予定あるんだって。 まあとにかく、土屋なら女ウケ良さそうだから大丈夫だよ」 「適当言うな」 三澤は俺のそんな言葉を綺麗に無視して、また生姜焼き定食を黙々と食べ始めた。 まあ、飲み会くらい別に良いけど……
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