1 見ていて飽きないな。

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「ふゆ、これってどうなのよ」 「無自覚的に自覚してんじゃない?」 「少し遊んでもいいと思うか?」 「僕は止めないよ」 ――吹雪に何を言われたのか知らんが、降渡勢いよく指を突きつけてきた。 「りゅう、それはな」 「あ、ああ……」 真剣な顔の降渡に言われ、俺まで神妙な面持ちで聞き入る。 「それは……思いっきり在義さんの娘バカがうつったな。もう感染してるぜ。レベル4だ」 「! マジかよ……まさかレベル4って……」 そこまで強大な感染力を持っているなんて……。 片手で頭を抱える俺をよそに、降渡の背後で吹雪が肩を揺すらせている。 ……降渡もまだ何か言いたげな顔にも見える気がするけど、それどころじゃない俺だ。
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