初めての見世物小屋

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初めての見世物小屋

アタシはいつものように仕事を終わらせて 帰路につく、その途中で 兎のマスクをかぶった小人が走ってきたわ… 小人 「オジョウサン、オジョウサン… キョウカライッシュウカン。 フリークショーヲヤルンダ…ミニオイデ。」 有無を言わさず B5サイズのパンフレットを渡され 受け取ってしまって… 気づくと小人はもう、走り去っていたの! アタシはパンフレットの裏側を見てみた。 この角を曲がったすぐのところじゃないっ! 遠かったら止めようと思ったんだけど… そう言えばあの小人はこの先の角を曲がっていた。 パンフレットの裏側に書いてある地図のように… ちょっと行ってみようかな。 アタシはあの小人が曲がっていった先に向かう… でも、あそこは確か空き地になってたはず。 曲がってしばらく先を進むと サーカステントがあって、入口で さっきの小人が立っていた。
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