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ルシフェル=ゲファレナー
(人間姿)
「どんなに怒りを覚えても
変異しないと約束する…
興奮したときは分からないけど
もう見世物になるのはごめんだからね…」
彼は着ていたローマ風の服を脱ぎ始めた
五十鈴 美那
(イスズミナ)
「ちょっ…ルシフェルさん!?」
ルシフェル=ゲファレナー
(人間姿)
「ルシフェルでいい…ん?」
露になった彼の上半身を見て
恥ずかしくなったけど
その背中には痛々しい傷があった…
五十鈴 美那
(イスズミナ)
「こ、これは…っ」
ルシフェルは小さくため息をつく。
ルシフェル=ゲファレナー
(人間姿)
「うん…古傷だから、もう痛くはないけど
やっぱり痕が残ってたか…」
わたしはその背中の傷に触れていた…
解放された堕天使、へ続く
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