糞太郎

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「そりゃあ、確かにそうじゃが、何でそんなもん態々持って来たんじゃ!」 「いや、だってさあ、桃太郎の噺みたいにどんぶらこどんぶらことこれが流れて来たもんじゃから、こりゃあおもしれえと思って持って来たんじゃよ。」 「そうか、そうすると、ひょっとして、それを包丁で割ってみれば、赤ん坊が出て来るかもしれんぞ!」 「そうじゃなあ、いっちょ、やってみるか!」 「おう、おう、やってみろや!やってみろや!」 「よっしゃ!」  という訳でフンコロガシの糞を割ってみると、中から本当に赤ん坊、それもどでかいのが出てきました。
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