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「うわあ!糞より臭いんでやんの!」とじいさんが嫌って言うと、「ほんとじゃ、なんじゃ、この糞餓鬼わ!」とばあさんも嫌って言いました。
それで、じいさんもばあさんも赤ん坊を糞から生まれた糞太郎と名付けて嫌がりながらも育てることにしましたが、どうにも臭くて醜いものですから心底、嫌になって糞太郎が3歳の時にどぶ川に捨ててしまいました。
しかし、糞太郎は元々逞しいですから逆境に強く溺れることなくどぶ川から這い上がって来ると、村では臭いの醜いのと罵られて嫌われますから森の中に引っ込んで野生児として育っていきました。
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