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「えっと、それじゃあ…紗雪。こっちに来て」 「はい、若様」 オレは手を伸ばし、紗雪の手を掴んで引き寄せた。 もうここまで来たら、ヘタにしゃべらない方が良いだろうな。 紗雪の柔らかな頬に触れながら、唇を寄せた。 紗雪は大人しく目を閉じ、キスを受け入れた。 柔らかくて、あたたかくて、甘い紗雪の唇。 軽く息を吸うと、紗雪の匂いを感じた。 女の子独自の甘くて柔らかな匂い。 思わず細くて小さな体をぎゅっと抱き締めた。 「んっ…」 僅かに驚いたようだけど、紗雪は抵抗しない。 唇に何度もキスをしているうちに、うっすら唇が開いた。 舌を差し込むと、すぐに絡んでくる紗雪の舌。 絡まりあう唾液が甘い…! オレは体の奥が熱くなるのを感じた。 こんなふうに女を求めるなんて、何年ぶりだろう? 舌を動かし、紗雪の口の中を味わう。 「んんぅっ…。若様ぁ」 潤んだ瞳で、紗雪がオレを見上げた。 「紗雪、可愛い」 耳元で囁くと、びくっと体が震えた。 そのままベッドに押し倒した。 ワンピースを肩からずらすと、白いブラジャーが見えた。 紗雪の肌は白いのに、下着の色は肌の色に良く映えていた。 興奮が、抑えきれない! ブラジャーを押し上げると、大きな胸がこぼれた。 下着に収まっていたのが不思議なぐらい、大きい。 乳首もキレイなピンク色。まるで花びらみたいだ。 胸を下から揉み上げ、乳首に吸い付いた。 「やっあんっ…!」 不思議だ。味なんてないはずなのに、舌には甘く感じる。 それに良い匂いがする。 これがフェロモンというヤツだろうか? 頭でそんなことを考えながらも、乳首に歯を立てたり、舌で舐め上げたりする。 「あっ、若様っ! 良いっ」 紗雪の体がビクンっと跳ね上がる。 感じるんだ…。 そう思うとますます興奮して、胸を鷲掴みにする。 もう片方の乳首は指でつまんだり、押しつぶしたりして感触を楽しんだ。 「あんっ、やんっ」 どんどん紗雪の体が熱くなる。 紗雪も興奮してくれている。 オレは上体を起こし、上着を脱いだ。
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