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アレからいろいろ彼には求められた。
大人のオモチャで攻められたり、またはコスプレを求められたり。
戸惑いながらも、彼に逆らえず、今日まで来てしまった。
彼の与えるどの刺激も、わたしにとっては快楽でしかなかったから…。
「ねぇ、今度はどんなプレイをしようか?」
わたしの髪を撫でながら、彼は楽しそうに言った。
「…たまには外で、とかはないの?」
「え~? 外は嫌だなぁ。ここでいいじゃん」
とことん引きこもるタイプらしい。
「バイブもローターもコスプレもそろそろ飽きたし。SMとかスカトロやってみようか?」
「いっ痛いのはイヤよ」
「ん~でもミコちゃんの嫌がる顔って、そそるんだよなぁ」
彼は笑うと、わたしの頬をべろっと舐めた。
「きゃっ」
「声も悲鳴の方が可愛いし」
「でっでもSMでロウソクに火とかはダメよ。燃えちゃうから」
「まあそうだね」
「それにスカトロ、も…。部屋が臭くなっちゃう」
「そんなのボク気にしないよ」
…そうだった。すでに部屋はこんなに臭かったんだ。
「でもあんまり臭いと、大家さんに怒られるかも…」
「じゃあこのアパート買い取るよ。そうすればどんなに声を出しても、臭くても誰も文句なんて言わないし」
あうう…。何一つ通じない。
「じゃあそれまでに、イロイロ準備しなきゃだね! ミコちゃん、変態だから満足するもの揃えるの、結構大変なんだよ?」
「わっわたしはあなたとは違うわよ!」
「違わないよぉ~。だってボクのこと、好きなんでしょ?」
「うっ…!」
確かに彼からは離れられないけど…。
「ホラ、体の方が正直だ」
繋いでいる部分をユサユサと揺さぶられると、再び快楽の火が燃える。
「あっ、あんっ!」
「ふふっ。これからもたぁ~っぷり可愛がってあげるからね。ミコちゃん」
「んんっ…。気持ちよくさせてね?」
わたしは彼の性器をぎゅっとアソコではさみこみ、キスをした。
彼はきっとずっとわたしに、変態的なプレイを迫ってくるだろう。
そしてそれを受け入れるわたしも…変態なんだ。
【終わり】
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