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「ただいま」
「おぅ友香。芽衣ちゃんは一緒じゃないのか?」
リビングでカップ麺をすする充。
作家生活にしては栄養面で心配だ。
「なんでアイツと一緒に帰んなきゃいけねぇんだよ」
「そうか。さっき駅前近くで芽衣ちゃんを見かけてな、怪しげなクラブに入って行ったぞ」
ダダダッ!
すぐにあたしは部屋に鞄を起き、玄関に向かう。
「止めろよ!!アイツが日本のクラブなんか行く訳ねーだろっ!」
「何?芽衣ちゃんはハーフの子だったのか」
ある意味……。
なるべく充の前でボロは出さないようにしていたが、今のは不自然だった。
家を出て駅前に向かう。
充の言ってたクラブはウチの学校の奴らも何人か通う有名なクラブだ。
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