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朝食の準備ができた友香は二階に登り芽衣を起こしに行く。さすがにフライパンは持たないが。
「起きろー」
勢いよく布団をめくりあげる。
びっくりして目を開ける芽衣。
「むにゃ……もう朝なの~?」
「朝食食べられんなら食べろ。もうできてるから」
「友香……おはー」
おっはーではなくおはーをチョイスする辺りに友香はセンスを感じた。元祖は元祖だ。
扉を閉めリビングに戻ると充はまだテレビにかじりついていた。
「テレビっ子作家が……。ラジオ世代のくせに」
「顔が見えるメディアの方が効率的だと思うぞ友香」
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