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闘技場にトーナメント。あたしに戦士になれというのか?
それよりも自分のような境遇になる人物があと複数人いる事にあたしは衝撃を受ける。
「おい……そいつらってまさかウチの学校にいるのか?」
「男女関係なくいると思うよ。芽衣の直感で探すの」
直感でエミリアに連れて行こうとする芽衣の強引さに充は益々惹かれていく。
「いい根性だ。気に入った、よし俺も校内に潜入して探しに行こう」
「おい。原稿ベタで塗り潰すぞ?あ?」
潜入癖のある充にブレーキをかける。
校内に複数人いるとなると対象は先生にも当てはまるのか。
「それはないよ。先生は忙しいもん、学生の本分は学業と遊びだから先生はだめなの」
暇な学生限定という訳でもないらしい。
「共通点はね、友香みたいに何かに挫折したり苦しんでいる人だよ」
「ハードな連中だな」
「夢破れし若者達か……これは次回作の案に使えそうだ」
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