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「つまんない女子高生だね~友香ってネクラじゃないよね?オタク?オタッキー?」
「久しぶりに聞いたなオタッキー……。お前の買い物に付き合ってどうすんだよ」
女子二人の買い物に不安しかない友香は充に助けを求める。
「なら今日は執筆活動を休止にしてもらいましょうか水無月充先生ー」
「芽衣ちゃんを扱えるのはお前しかいないぞ友香。二人で渋谷センター街を練り歩け。竹下通りでもいいぞ」
女子高生が行きそうな場所しか思い浮かばない充に芽衣は触角を立たせる。通称芽衣メーダー。
「センター街?竹下通り?そこがニッポンの聖地なの?」
「そうだぞ芽衣ちゃん。女子高生にとって渋谷原宿はパラダイス、オアシスだからな」
「充……あたしが人混み苦手だって知ってんだろ」
状況を面白がる充に芽衣は渋谷と原宿の行き先を教えてもらう。いちご柄のメモ帳には友香のイラストが描かれていた。
「子供の落書きだな……いつの間に描いたんだよ」
「えーとね、授業の時!」
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