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「友香っ友香！わたあめ食べたい！」
「んな甘ったるいもん食えっかよ」
見ただけで歯を刺激する強烈な見た目に嫌気が差す友香は早々にわたあめから視界を反らす。その後も甘いスイーツの店のオンパレードに苛立つ友香は充の土産ポップコーンを購入する。行列店ではないが味は抜群だ。
「塩が一番だな」
「芽衣キャラメルがいいよ～飽きるよ～」
甘党芽衣は目についたものになんでも興味を示し、古着屋へ入っていく。
「おい。金はあたしが持ってんだ、お前は無一文だろ」
「あれ～芽衣言ってなかったっけ？エミリアのお金をニッポンの紙幣に変えたんだよ。ほら」
ウサギの形のコインケースには500円玉が数枚入っていた。
「これじゃ小物ぐらいしか買えねーぞ？いいのか」
「足りなかったら友香に出してもらうよ」
「おい。」
一本やられた……。無難な休日とはいかないようだ。
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