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「朝日奈真咲……。ああ、問題児の。思い出した」
「あんたも有名やん。"七瀬先輩？"」
ピク。
友香の眉間が動く。ダブり留年ネタは散々受け止めてはいるが学校外でイジられると話は違う訳で。
「おい。あたしに何の用だ」
「コワイなーその目あかん目やん。偶然声かけただけやで、そんな眉間にシワ寄せとんてよ」
ふざけた態度が余計に友香を苛立たせ、雑貨屋を出る。
「あっ待ってよ友香～！」
「……けったいな先輩やな」
一人黙々と竹下通りを練り歩く友香。
途中気に入ったものがあれば購入する。
「友香、それなぁに？」
「修正テープ。お前授業出てんなら分かるだろ」
「聞いてるフリしてるから勉強さっぱり分かんないもん」
何しに日本へ来やがったコイツは……と思うが目的はエミリアを救う事。
「さっきの金髪さん芽衣なんか気になるよ」
「なんかってなんだよ」
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