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「きゃあ鳴海先輩ー!」
「鳴海さぁん!」
「今度の生徒会選挙必ず入れますから!」
「……。」
黄色い声援を無視する"鳴海"と呼ばれた男。颯爽とその場を去っていく。
「……相変わらずスカしたやっちゃなー鳴海晴樹。生徒会会長はモテまくるジンクスなんやねん」
「ナルミ……ハルキって言うんだぁ今の能力者の人」
「能力者!?」
友香は芽衣の肩を揺さぶる。
「うん、芽衣一瞬で分かったよ。あの人はすっごく大きな悩みを抱えてるんだよ」
「悩み?……場所変えるぞ」
金髪関西弁野郎に話を聞かれてはまずい。友香と芽衣は残り少ない休み時間を体育館裏で過ごす。告白場所でおなじみだったあの場所だ。
「……なんや面白くなってきたで」![image=509367177.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/509367177.jpg?width=800&format=jpg)
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