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体育館裏に移動した友香と芽衣は途中紙パックのジュースを買う。
「なんであたしが奢ってんだよ……。
で、あいつ……鳴海晴樹が能力者だって本当か?」
「間違いないよ。能力者オーラ出てるもん」
芽衣いわく能力者には各テーマカラーのオーラがあり、友香は赤、朝日奈は黄色なのだという。
「じゃあ鳴海は青か?銀色ってのもあるな」
「友香すご~い青で合ってるよ。あの人のオーラは青なの。でもね、なんだか紺色にも見えたの」
「――あんたらさっきから絵の具の話しとるん?」
友香と芽衣のあとをつけてきた朝日奈は会話を盗み聞きしていた。
「朝日奈。」
「う~朝日奈さん芽衣達今鳴海さんの事で頭がいっぱいなの!」
「鳴海を取り合ってるんか?やるやないかメイメイ、勝ち目あるんとちゃう?」
どうやら芯の部分は聞かれてはいなかったらしい。だが変わらず友香と芽衣の関係性を疑う。
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