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「――おじいちゃ~ん」
「これこれ、また風呂場から出入りするんでない芽衣よ」
再びエミリアにやって来た友香は風呂場スタートに項垂れる。なぜ二回も裸のじいさんを見なければならないのか……。
「おい。ぜってぇ扉のセッティング風呂場からにしてるだろ?」
グイ。芽衣の頭を掴む。ゴリゴリのスポーツマンだった友香の手は掴まされると痛い。
「芽衣はボールじゃないよ~!」
「なんかのネタ言うなっ」
渋々友香は茶の間に上がる。この間来た時と何ら変わらない。
「おじいちゃん、あのね能力者が二人見つかったの!」
「ほぅ、おなごか?」
「どっちもおなごで話を進めんなよ。」
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