rumble 10 バスケット講座

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かくかくしかじかで説明を終える芽衣。 「そういう事ならゆっくりしていきなさい。ちょっとわしは隣のゲンさんの所へ行ってるぞ」 「いってらっしゃいおじいちゃん~」 謎のゲンさんちに出掛けてしまったじいさん。友香はすぐに日本へ帰ろうとするが―― 「待って友香っ!広場に案内したいの」 「広場に行ってどうすんだよ」 「子供達にバスケ教えてほしいの。きっとみんな喜ぶよ。芽衣、ボール持って来たんだ」 ぽんっ! マジックのように芽衣はバスケットボールを二つ掌から出す。 「通りで押し入れの中からなくなってると思ったらお前か」 「だめなら子供達は一生友香のスーパープレーを見る事なく死んじゃうかもしれないんだよ」 見る事なく。重々しく、ある意味脅しにも似た要求に友香は無視する事もできず。 「~っ行きゃいいんだろ行きゃ!」 「ナイスな心意気だよ友香♪」
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