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自分のプレーに感動して泣いてくれる者がいるのか。
友香は今まで味わった事のない感覚に陥る。
「友香!今のダンクってやつもう一回やってよ!」
「おいらバスケットボール好き!」
シュート・レイアップ・ダンクの中で最も反応がある花形のダンクを再度披露する。
ダンッ!
「すっげぇー!!」
「どうやんのどうやんの!?」
「……。」
――バスケットに燃えていたあの日々。
あの日々が蘇る。
「……っくしょ……。」
なんだってあたしはバスケが好きなんだろう。
たかだかボール遊びなんて揶揄されたりもしたけど。
あたしは心底バスケが好きらしい。
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