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屋上には既に朝日奈が陣取っていた。
「ここやここ。クッション用意したで」
用意周到な朝日奈に友香は「学校にクッション持って来るなよ」と呆れる。
鳴海は女子だらけの空間に怯む事なく弁当の蓋を開ける。
「なんや高そうな弁当箱やな。さすが金持ちや」
メタリックな弁当箱の中身は中華だった。麻婆春雨が食欲をそそる。
「白滝みたい」
「いや、麻婆春雨だが」
「真面目に答えんでいい鳴海。」
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