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「ほんと?それなら今すぐ来てくれる?」
「待ってくれ、今日は
だめだ僕は忙し――」
「何が忙しいねん。ウチははよエミリア見たいわ」
急かす朝日奈をよそに鳴海は用事を優先する。
「放課後はだめなの?すぐ行けるよ!」
「どうしても今日はだめなんだ。明日にしてくれないか」
鳴海の意向は強く、仕方なく明日に引き延ばす事となった。
「さ、午後の授業も頑張ろーな友ちゃん。
な、ノート見せてや仲間やろウチら」
「誰が貸すか。」
ドライな仲間は弁当箱の蓋を閉じる。
「ごちそうさま~麻婆春雨美味しかったよ鳴海さん」
微笑む芽衣に鳴海は気恥ずかしいのかそっぽを向く。
「……里芋旨かった」
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