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朝日奈と校門で別れ友香と芽衣はどこに寄る事もなく真っ直ぐ帰る。すっかり時間差帰宅はなくなった。いや、そんなものは初めからない。
「――ただいま。」
「ただいまーがりんはネオソフト~」
漫画のフレーズに友香はコイツ日本育ちだろと疑いの眼差しをかける……。
リビングにも書斎にも充は居なかった。となると……。友香はバスルームから鼻歌を確認し、早々に二階へ上がる。
「充の奴パンツ一丁でウロつくからな……ちったぁ年頃の女が居る事ぐらい考えろっつーの」
動じないフリをしているが芽衣が来る前はひとつ屋根の下に二人暮らしだった。芽衣はクッション的な役割の為ある意味助かってはいる……と言い聞かせるしかない。
「芽衣は充のパンツ一丁平気だよ?この前リビングでパンツ一丁の充とボードゲームしたんだぁ」
「イカれてるぞっ
お前ら……!」
イカレポンチな二人と同居生活。前途多難だ。
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