rumble 12 エミリア下見

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「――っぷ……!」 酷い匂い――路上にはガムやゴミ箱からは食べカスや袋が大量に溢れ出ている。 店先であぐらをかく者、空腹に悶える者、鬼ごっこをする子供達。 芽衣達の住むエリア以上に衰退が広まっていた。 「おや、芽衣ちゃん」 腰が曲がったおばあちゃんが声をかけてきた。 「こんな所を案内してどうするつもりなんだい?ここは観光場じゃないよ……。」 重みのあるおばあちゃんの一言に芽衣は たじろぐどころか笑顔で応える。
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