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翌日。
宣言通り芽衣は二年の教室を訪ねる。
「――たーのもー」
ざわざわする教室や廊下にいる生徒達は一斉に芽衣に視線を集中する。
「あれが噂の水色ちゃんか」
「あの子一年だよね、階段間違えたのかな」
「な訳ないっしょ」
既に有名人と化した芽衣は教室内を見渡すも宝生の姿はなく。
「あのぉ~、宝生さん見かけませんでした?」
「ウチのタマ見かけませんでしたか的なトーンで聞かないでよ……宝生さんならさっき屋上に登っていくところ見たけど」
「屋上!?失礼致しました~」
嵐のように去って行った下級生芽衣に教室中が脱力する……。
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