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日も暮れて辺りはすっかり暗くなっていた。午後七時を回ったところだ。
小さな子供の手を取り帰路に着く。
当たり前の光景を友香は懐かしく感じてしまう。
(あったっけな、あたしにもそんな光景が)
過去を振り返らない女。
過去をほじくりされて自暴自棄になる女。
現在。
過去と向き合う為に協力者となり騒動に巻き込まれている。
「さー、返事を聞かせてもらうで宝生さん。もう逃げられへんで」
「覚悟しいやっ!」
「極道かおめーは」
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