プロローグ 眩しいコートの光

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「友香!!!」 「七瀬!!」 足首を押さえながら倒れ込んだあたしは 意識が朦朧としていた。 あまりにも痛すぎて。 「ッ……あぁッ……!」 すぐにあたしは医務室に運ばれて治療を受けた。 その途中であたしは意識を失った。 ――七瀬友香不在のチームが勝てるわけない。 何度も監督やチームメイト達にそう言われてきた。 自信過剰な人達。 今思えばあたしは ただ乗せられていただけなのかもしれない。 かけがえのない仲間達だと思っていたのに、 『残念ながら、もう二度とバスケットボールのような激しいスポーツはできないでしょうね』
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