rumble 3 山田芽衣のふぞろいな事情

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「じゃあお前どうやってここにやって来たんだよ。さっき扉がどうとか言ってたけど」 まさか本当にタイムマシンやどこでもドア、はたまた通り抜けフープがあるというのか―― 「あ、エミリアと繋がってる扉なら携帯してるよ。ポケットに入れてるんだぁ」 山田は水色の扉のようなミニチュアを掌に乗せる。 あたしは目を凝らす。 「ちっせ!扉を持ち歩くんじゃねー!! もし誰かに見られたらどーす――」 「あ、ちょっと信じてるっ」 気付かずあたしは扉を誰かに見られないよう隠していた。 日本と異国の地に繋がっている扉なんて 説明しても信じてもらえないだろうに。
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