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「友香のいじわるっばかっおたんこなすっケダモノっ野蛮っオトコオンナっバスケバカっタコっ!」
「途中から悪口なってんぞッ!久しぶりに聞いたな、おたんこなす!」
ケダモノとオトコオンナが気になるが
忙しい朝につっこんではいられない。
「――おい、あたしもう行くぞ」
「友香せっかち~
まだ魚が残ってるよ?」
「おめーにつっこんでたら時間がなくなったんだよッ」
鞄を持って玄関へ。あたしが通う高校は割りと近い距離にあり、電車通学だった中学の頃と比べると楽になった。
充には感謝してる。なんだかんだで
あたしのわがままを受け入れてくれるし。
玄関に飾ってある巨大な鏡の前で髪型を整える。
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