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「あ、芽衣ね毎日お弁当おじいちゃんから送ってもらってるの。と言っても二日目~」
弁当箱が瞬時に目の前に現れた瞬間。
「マジックか?」と目を丸くする。
「あ、友香以外の人に音聞こえてないよ」
どうやら奇妙な出来事の数々に関してはあたし以外の人間には見えないらしい。
つまり端から見れば山田は持参した弁当を持っている、風に見えているとの事だ。
それにしても(コイツの話が本当なら)
なぜ自分の世界が危機にさらされているのに学校へ通っているのだろう。
居候する家は確かに充の家は条件がいい。
家事はあたしがやるし、充は作家だからほぼ家から出ないし。
……って信じた訳じゃない!
「おじいちゃんって……死んだっつってただろ」
「それは一代目のおじいちゃんで今は二代目なの」
はーよく分かんねぇ!
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