華からの手紙

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華からの手紙

お父さん、お母さんへ このてがみを見ているということは、わたしはしんでいるんだろうね。 お父さんとお母さんの子どもに生まれてこれてよかったよ。 おはなのけいこは、とてもきびしくてつらかったけど、たのしかったよ。 でも、わたしがにゅういんして二人がけんかしていたこと、わたししってた。 とてもつらかった。 わたしがいなくなればけんかしないでくれるかなって思ったりもしたよ。 でも、それはまちがっているってきづいたよ。 わたしが早く元げんきになれば、お父さんもお母さんも、なかよくしてくれるってきづいたから。 だから、わたしがんばれたんだよ。 びょうきにはかてなかったけど、まいにちお父さんとお母さんがおみまいに来てくれてうれしかった。 つぎ生まれてくるときも、また二人の子どもで生まれてきたいな。 今までありがとう。 はなより
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