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「え! ない!」
飛び上がるほど美樹は驚いた。
「そ、そんなバカな、マイケルだよ、ありえないでしょうが! 世界的な大スターなのに!」
「そ、それは、その三十年も経過するといろいろあるんです」
「なによ、マイケルになんかあったの?」
「ノーコメントです。未来のことを知りすぎてはいけません」
「あ~、またそれ~、じゃあさ、マイケルの世界ツァーってまだやってるの? ねえ、ねえ、それくらいはいいじゃん、おしえてよ!」
「ノーコメントです」
「ああ。もう、九官鳥みたいに! 秘密満載なんだから! 気になっちゃう!」
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