追憶と現実

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パソコンを立ち上げ、業務を開始する 朝から始まるのは取引先へのメール対応 日本語の間に英語での件名も交りややこしい 取引先が世界中にあるから仕方ないが、中国語が入ると見ていて嫌になる 幸い最近の顧客は英語で統一してくれるので助かっているが…中国語を見る度に勉強不足を痛感する 以前は海外出張も多かったが、最近は国内企業に据え置き、メイドインジャパンと海外を繋ぐ仕事をメインにしている メイドインジャパンと一言で言っても材料から何から何まで日本で揃えるのはほぼ不可能だ そのため、材料を海外から仕入れるためのパイプ役を担っている 以前は仕事に魅力を感じられず、ただ何となくやっていた 夢、憧れていた職業は別にあったから… けれど、最近になってやっとやりがいを感じられるようになった こんな仕事も悪くはないと 調子よくキーボードをタップしていると、手元の電話が忙しく鳴った
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