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ザッ…ザッ…ザッ…
「理恵!?駄目逃げて!!」
「静かにしな」
首筋に冷たい感触……
ザッ…ザッ…ザッ…
「理恵!!駄目だってば」
ザッ…ザッ…ザッ…
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
「?」
なんの音?
「ひっ!?」
理恵が短く悲鳴を上げた
顔が真っ青になっている
「あ?」
男がチラと後ろを覗く…つられて私も…
「うわぁぁぁ!!」
男が驚いたすきに私は男から逃れた
「小百合…よかった…」
理恵の顔は決して安堵の表情ではない
男の方を見ると…
「ひゃっ!?」
首の無い女性が四人…男を囲んでいた
「逃げよう!小百合、今日はうちに来て!」
返事も聞かずに手を引かれるまま、公園を後にした
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