新しい風

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歩いている間、ふと見上げるとぼっちゃんは、 「好きな人とうまくいくといいね。」といってくれた。 「うん、いつも話聞いてくれてありがとう。」 「私この間酔ってた?」 「だいぶね。手をつないで歩いてたよ。」 「ん?誰と?」 「知ってる人?やっべー。」 「謝らないと」 「大丈夫たまにあることだから。」 「?」 焦って、ぼっちゃんに聞いたけど、うわうわ。あわわとしてしまった。 「面目ない」 知ってるのか、弱味を握られたような複雑な気持ちにかられる。
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