プロローグ
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運命なんて言葉、考えてみたことも無かった。 たとえば奇跡とか。 小指をつなぐ赤い糸だとか。 夢ばっかり追いかけて来たから なんにも知らずに恋が始まってた。 君にふれたくて 君だから 胸が高鳴る。 そんなにどきどきさせないでよ 君といると鼓動が早くなる。 抱き締めたくなる―― そんなに刹那い瞳をしないでよ。
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