ある日突然に

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「わたし……っ」 また立ち上がってしまう。免疫力無さ過ぎて情けない…… 「明日早いの。おやすみなさい、浩斗さんっ」 バタバタ駆け出しちゃった。  「おやすみ」   背後で浩斗さんがくすくす笑う声がしてた。からかわれたのかな、びっくり。  部屋へ戻って、ベッドへ倒れ込む。  穂高 蓮――   彼が現れてから、なにかがおかしい。どぎまぎすることばっかりだ。  だけど私はまだ知らなかった。これはほんの始まりのひとつ。  早瀬七海―― どきどきで、息が止まりそうです。 
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