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天職
「こんなに早く終了の判断をされたのは初めてです」
「そうなんですか。いや、僕もびっくりしました」
「それでは、テストの結果なのですが」
何を言われるのかドキドキして高木さんの言葉を待つ。ってかあんなにマイナスだらけで俺に合う職業何てあるのか?まさか、該当なしなんてないだろうな。少し不安になっていると高木さんが口を開く。
「弊社に興味はありませんか?」
「えっ?」
「AIはそう判断しています。そして、私自身も向いていると思います。AIがあんなに無謀な夢を口にしても真摯に対応し向き合った。あんなに優しく真面目な対応をされた方は初めてでしたよ。是非、弊社で働きませんか?」
突然の事に驚きを隠せなかったが俺は俺を必要としてくれるという高木さんの言葉が嬉しかった。
「俺なんかでいいんですか?」
「えぇもちろん。私達と一緒に困ってる人の夢を探すサポートをしていきましょう」
「はい」
「では、雇用契約書をお持ちしますので少々お待ち下さい」
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