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８．妻にワクワク教室について詳しく聞こうとしたら怒られた
というわけで、ワクワク教室の公演当日の今朝。俺は妻を車で駅まで送って行きましたとさ。
「今日は何時からなの？」
などと、助手席の妻に聞いてみる。この投稿のためにちょっと取材しとこうかな、なんていやらしい考えはちっともアリアリですが。
「開場が９時半で、開演が１１時から」
紗胡は東京住まいなので、現地集合ということらしい。ちゃんと行き会えるのか、ちょっと心配だ。
「へー。んで、どこでやんの？」
いくらドリフのコントだとはいえ、仮にもあの嵐様なのだから、それなりの広い会場だろう。
「どこって、東京ドームに決まってるじゃん」
「えっ！！」
まさか！ ドリフのコントをドームで？！
「えって、なんで？」
「い、いや別に……。あの、歌とかもあるの？」
「ないよ。嵐と生徒役の平成ジャンプがステージで色々やるの。うふふー、楽しみー」
平成ジャンプ！ 名前は知っているけど、メンバーの顔も名前もさっぱり浮かんでこない！
「へ、へえー。そっかー、ワクワク教室ってそういう感じかあー」
すげえ、まさか東京ドームでドリフのコントとは……。嵐、恐るべし。
「ところでさ」
俺が今更ながらに嵐のスケールのデカさに驚いていると、妻が助手席からジロリと睨みつけて来た。
「な、なに？」
「あなた、さっきから教室教室って言ってるけど、違うからね。ワクワク学校だから」
「あれ、ワクワク教室って言ってなかった？」
「言ってない！ 嵐のワクワク学校！」
「あ、そう」
んなの、どっちでもいいじゃん。
「ほんとにもう、人の話を全然聞いてないんだから。
あなた、いっつもそうだよね。こないだだってさ、私があんなに……」
知らんがなっ！
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