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「おーい!燈史!起きてー!朝だよ!異世界行くんだろー」
ムニャムニャいせかい…?
「いせかい…異世界!行かないと!美少女とハーレムするんだい!」
ガバッと起き上がる。
とりあえず、必要なのは、蝋燭10本と魔方陣書くための動物の血か…んー
「動物の血なら、近くの精肉屋行けばわんちゃん貰えるかも…」
「蝋燭なら百均で買えるもんな!」
んで、俺が蝋燭買ってくるように言われたんだけど…
あれぇ?こんな道だっけ?
俺が外出てない間に何があった!?
「迷った…?」
嘘だろ?高2が!?
情けねぇ…
とりあえず宏太に…
ピリリリリリ
ピッ
「今行くからそこから動かないでよ!」
言う前に分かってくれたwww
さすが幼馴染み!
意志疎通してんのかなぁー
それから五分足らずで…
「燈史ー!百均こっち!」
と、呼ばれたw
高1が迷子になり幼馴染みに助けてもらうって言うなw
何が悲しくて…うぅ、
方向音痴な俺を殺したいな♪
いや、死んだら異世界も何もないかw
ん?宏太が慌ててる…?
「後ろ!危ない!」
へ?と、間抜け面で振り向くと…トラックが来ていた…あーぁ…嘘だろ?
ドンッ!
すっげぇ痛い…声が…出しにくい…
死ぬのか、な…
冗談で言ったのに、
まだ、異世界行けてねぇ、よ
「燈史!!大丈夫!?今、救急車呼ぶからね!」
だが、俺は、それを止めさせた…
どうせ、生きてても無駄なだけだ、なら…ここで死んで転生を待とうと…
「嫌だ…燈史…死なないで……ぁ、わかった…俺もすぐそっち行くから待ってて、」
そう言ってポケットからカッターを出し…手首を切りつけた…何があってこうなった…?
「つぎも、いっしょで、いよ…ね…」
二人は、同時に意識を失った…
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