60、離れていても大丈夫

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60、離れていても大丈夫

文化祭を終えたら学校生活はあっという間だ。 先輩の卒業を観ることはできないけど、今の俺は大丈夫。 離れているけど、不思議なことに大丈夫だって思えている。 先輩の突撃も効果が抜群だ。 『先輩の制服のボタン、いくつ残ってる?』 式が終わる頃にメールを入れた。 『全部あるよ』 ー?! 先輩って、意外とモテない?って、思ってたら、 『一応、嫉妬深いやつが俺のを待ってるんだけど?って、返したらみんな、辞めときますって、言われた』だって。 。。。。。嫉妬深いって、俺? でも、そんなことを言っている先輩を想像すると、嬉しかったりするのは、否定できない。 『先輩...。そのボタン、くださいね。』 すると、先輩は 『会った時が楽しみだね♡』だって。 いつも、ハートマークなんて使わないのに、珍しいなって思った。 後日、先輩と会った時、先輩が俺に自分の制服を着させるからどうしたのかなって、思ったら、そのまま、エッチな流れになって、先輩の制服はグチャグチャになってしまって、俺がすげー怒ったりとか...。うん、色々ある。 こんなハプニングが起こったりもしたけど、俺と先輩は、同じ大学に通うことができた。先輩も大学でリハビリを専門に。俺は、スポーツ栄養学について学ぶようになった。 両親は、ずっとあの場所に住んで、俺は離れ、兄と一緒に住むことにした。 大学生になると、先輩が一人暮らしを始めるというので、俺もそこに押し掛けるような形にで同棲になり、そのまま、先輩は社会人へ。俺は、卒業間近に、やっぱり、エロイ物を開発したいと、独学で機械を組み立てることをし始め、先輩と、いちゃつく道具をせっせと作る仕事に就くまでになってた。 相変わらず、卑猥な形と色は、直視できないけど、それを使ったら先輩が喜んでくれたりするからと、受けいれるようになっていていたのは、ずっとずっと、先の話。
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