60、離れていても大丈夫

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先輩のお兄さんが結婚することになり、お兄さん家族が先輩の家に引っ越すことが決まった。よって、それまで、お兄さんが使っていた部屋に先輩が移り住むようになったのだが、冬休みを利用して引っ越しの手伝いをしに来た俺。(兄と同居) 先輩の部屋の物を段ボールに入れる手伝いをしていたのだが、出てくる出てくる、俺の知らないエログッズ。 「...文人さん、なんすか、この箱の中は。猥褻物の塊じゃないっすかっ!」 箱の中には、未開封の物もある。どれだけ集めてるんすか...。 ン? これ、見覚えが...。 ー!?!?!!? 「うわぁぁぁぁ」 まるで、家宝のようにふわふわとしたタオルに包まれていたのは、あの! 我が兄プレゼンツの、代物だった。 思わず、驚いて床に投げ落とす俺。 それを見つけた先輩が、ニヤっと笑った。 で、追いかけまわされた...。 「由真、待てって。」 「えぇぇん、文人さん、それだけは、勘弁してほしいっす...。  わかった、その箱の中の奴、今度使っていいからっ!」 床に散らばった物を避けながら追いかけっこしてる俺ら。 「...お前ら...」 「「あっ」」 お兄さんに見つかり、恥ずかしい想いをしたのは、懐かしいっす。 これにて、本編は終了になります。 ここまで読んでいただきありがとうございました。 最後におまけを追加します。           
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