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先輩のお兄さんが結婚することになり、お兄さん家族が先輩の家に引っ越すことが決まった。よって、それまで、お兄さんが使っていた部屋に先輩が移り住むようになったのだが、冬休みを利用して引っ越しの手伝いをしに来た俺。(兄と同居)
先輩の部屋の物を段ボールに入れる手伝いをしていたのだが、出てくる出てくる、俺の知らないエログッズ。
「...文人さん、なんすか、この箱の中は。猥褻物の塊じゃないっすかっ!」
箱の中には、未開封の物もある。どれだけ集めてるんすか...。
ン?
これ、見覚えが...。
ー!?!?!!?
「うわぁぁぁぁ」
まるで、家宝のようにふわふわとしたタオルに包まれていたのは、あの!
我が兄プレゼンツの、代物だった。
思わず、驚いて床に投げ落とす俺。
それを見つけた先輩が、ニヤっと笑った。
で、追いかけまわされた...。
「由真、待てって。」
「えぇぇん、文人さん、それだけは、勘弁してほしいっす...。
わかった、その箱の中の奴、今度使っていいからっ!」
床に散らばった物を避けながら追いかけっこしてる俺ら。
「...お前ら...」
「「あっ」」
お兄さんに見つかり、恥ずかしい想いをしたのは、懐かしいっす。
これにて、本編は終了になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後におまけを追加します。
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