盗聴器を見つけました……

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「一生准さんが好きです」 「一生准さんが好きです」 「准さん以上に好みのタイプの人は居ません」 「准さん以上に好みのタイプの人は居ません」  だんだん、なにかの合宿セミナーみたいになってきた……。  行ってる間だけ、ポジティブになれたりする、会社とかで行かされるあれだ。  洗脳されそうだ。 「なにか違うな」 と自分で言わせておいて、准は顎に手をやり、考える。 「わかった。  准さんだ」 「はあ……」 「呼び捨てにしろ」 「ええっ、無理ですっ」 「なんでだ。  お前は俺の妻だろうっ。  はいっ、准、愛してるっ」 「それは無理です~っ」 「なんでだっ。  陽子の前の彼氏の盗聴男に、俺たちの愛を疑われてもいいのかっ」  別にいいです~っ、と思ったとき、誠二が宣言通り、ギターを手に帰ってきた。
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